従業員の健康づくりを支援するために、福利厚生サービスの導入や見直しを検討しているものの、どのサービスを選べばよいか迷うこともあるのではないでしょうか。
健康促進・ウェルネス型のサービスは、日常的な健康行動を支援するもの、測定データを管理するもの、企業が組織の健康課題を把握して施策につなげるものなど、サービスによって役割が異なります。
検討時には、次のような疑問が生じやすくなります。
| ・健康促進・ウェルネス型のサービスでは何ができるのか ・各サービスにはどのような特徴があるのか ・自社の目的にはどのサービスが合うのか |
本記事では、「福利厚生サービスカオスマップ2026」の健康促進・ウェルネス型に掲載した5サービスを取り上げ、それぞれの特徴や主なサービス内容を紹介します。
※掲載順は、サービスの順位や優劣を示すものではありません。
※本記事は、2026年7月31日時点で確認できる公開情報をもとに作成しています。
健康促進・ウェルネス型の福利厚生サービスとは
健康促進・ウェルネス型の福利厚生サービスとは、従業員が心身の健康を維持し、より良い状態で働き続けられるよう支援するサービスです。病気になってから対応するだけでなく、日頃から自身の健康状態に目を向け、生活習慣を見直すきっかけをつくることを目的としています。
ウェルネスは、単に病気ではない状態を指すものではありません。運動や食事、睡眠といった生活習慣のほか、心身の状態や働き方にも目を向けながら、より良い状態を継続的に目指す考え方です。
企業にとっては、従業員の健康づくりを個人任せにせず、福利厚生の一環として支援するための選択肢となります。従業員が自分の健康を振り返る機会をつくるだけでなく、社内で健康づくりに取り組みやすい環境を整えることにもつながります。
サービスによって支援する範囲は異なります。従業員の日常的な健康づくりを支えるものもあれば、企業が組織全体の健康課題を把握し、施策の検討や改善に活用できるものもあります。
そのため、導入時には機能の多さだけでなく、従業員にどのような変化を促したいのか、企業としてどこまで健康づくりを支援したいのかを整理することが重要です。
健康促進・ウェルネス型の福利厚生サービス5選
ここからは、健康促進・ウェルネスに活用できる5つのサービスを紹介します。
日常的な健康行動の支援、測定データの管理、健診結果の活用、組織の健康課題の分析など、それぞれが得意とする領域に注目して確認してください。
カロリパークス

カロリパークスは、健康づくりを支援する機能を一つのアプリで提供する福利厚生サービスです。勤務場所や雇用形態を問わず利用しやすく、従業員が日常の中で継続的に使える仕組みを備えています。
| 主な特徴 ・歩数や食事、睡眠などの日常の健康データを記録できる ・健康行動に応じてポイントが付与され、従業員同士で「健康総合ポイントランキング」を楽しめる ・健診結果を取り込むと、再検査が必要な項目をアラートで知らせる |
連続ログインや目標達成によるボーナスポイントもあり、従業員が継続して利用するきっかけをつくれます。健康診断や人間ドックの結果は過去の数値とあわせてグラフで確認できるため、日々の健康づくりと自身の健康状態の振り返りに活用できます。
kencom
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kencomは、健診結果や日々の歩数を確認しながら、楽しんで健康づくりに取り組めるヘルスケアサービスです。健康保険組合や共済組合、地方自治体など、kencomを導入している団体を通じて提供され、利用条件や利用できる機能は所属する団体によって異なります。
| 主な特徴 ・健診結果を確認でき、健康状態の過去の変化をグラフで把握できる ・健康状態に応じたコラムやレシピなどが配信される ・コインを使ったゲームや歩数イベントを通じて、健康づくりに取り組める |
毎日の利用でkencomコインがたまり、ギフト券が当たるゲームに使用できます。「みんなで歩活」では、個人やチームで歩数やスコアを競えます。
FiNC for BUSINESS

FiNC for BUSINESSは、従業員向けの健康アプリと企業向けの管理システムが一体となった健康管理・健康経営支援サービスです。従業員の日常的な健康づくりと、企業の健康管理業務を一つのプラットフォームで支援します。
| 主な特徴 ・歩数・食事・睡眠を記録し、ランキングやチャレンジ企画を楽しめる ・オリジナル体組成計に乗るだけで、測定結果をアプリに自動で記録できる ・健診結果やストレスチェックに日々の歩数などを組み合わせ、組織の健康状態や変化を可視化できる |
企業側では、健診結果や面談記録、サーベイなどの情報を一つのシステムで管理できます。従業員の日常的な健康づくりに加え、健康課題の把握から施策の実施、効果検証まで支援している点が特徴です。
タニタ健康プログラム

タニタ健康プログラムは、計測機器や健康管理アプリ、健康ポイント、イベントなどを組み合わせ、企業や健康保険組合などの健康づくりを支援するサービスです。参加者は「HealthPlanet」などのアプリを通じて、自身の測定データを記録・確認できます。
| 主な特徴 ・体組成・歩数・血圧などの健康データを記録し、数値の変化を確認できる ・通信対応機器を利用すると、測定結果をアプリへ自動で反映できる ・歩数や体組成の測定、アプリへのログイン、イベント参加などにポイントを付与できる |
HealthPlanetは、個人でも無料で利用できる健康管理アプリです。企業や健康保険組合などが健康ポイントを導入する場合には、歩数や体組成の測定、HealthPlanetへのログイン、イベントへの参加などをポイント付与の対象として設定できます。
企業向けCARADAパック

企業向けCARADAパックは、健診結果の管理、組織の健康課題の特定、施策の実施、結果の分析までを支援する法人向けサービスです。健康診断結果と健康意識調査をもとに、業務パフォーマンスを低下させている症状や生活習慣を把握できます。
| 主な特徴 ・受診機関や拠点が異なる健診結果を統一フォーマットでデータ化し、一括管理できる ・従業員の心身の健康状態や、パフォーマンス低下につながる症状・生活習慣を可視化できる ・健康課題に応じた施策を実施し、その成果を定量的に評価できる |
健康課題に応じて、セミナー、イベント、eラーニングなどの施策を選択できます。実施後の結果を分析し、新たに見つかった課題を次の取り組みに反映できる点が特徴です。
健康促進・ウェルネス型サービスを選ぶときの判断軸
健康促進・ウェルネス型サービスは、従業員向けの健康づくりを中心とするものから、企業の健康管理や施策実施まで支援するものまで、提供範囲が異なります。
自社で実現したいことを整理し、次の判断軸から必要なサービスを絞り込みます。
従業員に取ってほしい行動を明確にする
歩数や食事を記録してもらう、体重や血圧を継続して測定してもらう、健診結果を確認してもらうなど、従業員に取ってほしい行動を具体化します。
促したい行動が明確になると、日常的な記録、測定データの管理、健診結果の確認など、必要な機能を判断しやすくなります。
記録だけでなく行動を促す仕組みが必要か
健康データを記録・確認できればよいのか、ポイントやイベント、情報配信などを通じて、その後の行動まで促したいのかを決めます。
記録や可視化を重視する場合と、従業員の参加や継続利用を重視する場合では、必要な機能が異なります。継続利用を重視する場合は、ポイント、ランキング、イベント、情報配信などの仕組みも確認します。
従業員向け機能と企業向け機能の範囲を確認する
従業員本人の健康管理を中心とするのか、企業側で健診結果やストレスチェックを管理し、組織の健康課題まで把握したいのかを整理します。
企業向け機能が必要な場合は、データの管理だけでなく、課題分析や施策の実施、効果検証まで対応しているかが判断材料になります。
導入後の運用方法を確認する
毎日アプリを利用してもらうのか、測定時や健診後、イベント実施時に利用してもらうのかを確認します。
あわせて、従業員への案内、初期登録の支援、イベントの企画、利用状況の確認を誰が担当するかを決めます。利用する場面と担当者を整理することで、従業員が継続して利用できるか、管理部門が無理なく運用できるかを判断しやすくなります。
自社に合うウェルネスサービスを選ぼう
健康促進・ウェルネス型のサービスは、日常的な健康行動を支援するもの、測定データを管理するもの、企業が組織の健康課題を把握して施策につなげるものなど、それぞれ役割が異なります。
選定時は、従業員に取ってほしい行動、記録後に必要な支援、企業側で管理したい範囲、導入後の運用方法を整理しましょう。そのうえで各社の資料を確認すると、自社の目的に必要な機能を比較しやすくなります。
カロリパークスは、歩数、食事、睡眠などの日常の健康データを記録し、健診結果も確認できる福利厚生サービスです。健康総合ポイントランキングを活用し、従業員が健康づくりを始め、継続するきっかけをつくりたい場合は、資料をご確認ください。





